塩味ブームよね。塩だれの焼そば、塩で食べるおいしい豆腐、わたし、タン塩も好きだわ〜。やっぱり味の原点って塩じゃないかしら? でも高血圧の原因といわれているのよね。ホントはできるだけとらないほうがいいのよ。わかってるの。塩からいものを食べすぎるとむくんじゃうし。ダイエットにはよくないよね。
○人間は塩分がないと、生命を維持することができない。細胞の内側と外側でさまざまな成分や水分が行き来できるのは、細胞内のカリウムと細胞の外液に含まれるナトリウムが、バランスをとって浸透圧を一定に保っているためなんだ。また神経の刺激を伝えたり、心臓の心筋をはじめとする筋肉を動かしたり、消化液の分泌を助けたりと、ナトリウムは生理作用を促すうえで欠かせないミネラルだ。それでも1日の必要量は8〜10グラム以下で十分なんだ。これでも日本での塩分消費量は抑えられてきているんだよ。
そうなの? そんなに塩分をとっていたの?
○うん。日本の調味料、味噌や醤油の塩分はかなり多いし、漬け物の中にも、かなり高濃度の塩分が含まれているからね。昭和50年には、日本人が一日に消費する食塩は平均13.5グラムだったんだ。地方によってはもっと多かっただろうね。以前、日本人の死因のトップは脳卒中と胃癌だったのだけど、これは塩のとりすぎが原因だといわれているんだ。それで、厚生労働省では食塩摂取の目標値を1日10グラム以下にしようと呼びかけてきたわけだ。
で、少なくなつたの?
○いや、レオちゃんみたいに塩昧大好きな人が多いから、まだ平均して11.2グラム(平成15年)くらいだな
道は遠いって感じ。ダイエットのためにも塩分の管理はたいせつね。
○もっとも、塩の使い方というのはその国の食文化や気候と密接な関係にあるから、そう神経質になる必要はないという意見も、出てきているね。
へえ、それはどういうこと?
○つまりね、日本人が塩のとりすぎだというのは世界の平均から見てということなのだけど、欧米諸国は気候が乾燥しているからそれほど汗もかかないし、ナトリウムが体外に排出される率も高くないから、摂取の必要がない。それに比べ、日本は湿潤で汗をかきやすいので塩分も必要になるということさ。
○適量な塩分は、生きて行くうえで、絶対に必要である
○市販の惣菜は、塩分が高めなので、注意が必要
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